評価は★5が最高。自分個人が好きな話。
新キャラ、面堂家ご令嬢「面堂了子」登場。今後、いやし系キャラとなる「こたつ猫」登場。
PTAに、にらまれるような話や、奇妙でシュールで目が釘付けになり、忘れられなくなる話も…。
第 71 話題名「クラマ姫新たなる挑戦!」
あらすじ
森の中でテニスをして楽しんでいるあたる、ラム、終太郎、しのぶ。そこへコールドスリープ中のクラマ姫が現れる。
お供のカラス天狗たちの話では、「あたるのアホ」と契ったならば、種の没落は必定。そこで1回限りの掟破りを実行。
新しく人生を始める為に、新しく目覚めの口付けを行う予定だったのだが…行う前に再びあたると出会ってしまい、
あたるに目覚めの口付けを実行されてしまう。
しかし目覚めたクラマは、目覚めの口付けをしたのは「面堂」だと思ってしまう。人生の賭けに勝ったと喜ぶクラマ姫。
さっそく校庭に愛の巣を作り、契ろうと面堂をともない中に入るクラマ姫。
どこから入ったのか不明だが(笑)、中にはあたるがいて真相をばらす。思惑が外れ、泣き崩れるクラマ姫…。
ショックのあまり3日間の断食をしてしまうが、「口づけの掟」は絶対と言うクラマ一族長老の言葉に疑問が起きる。
「掟に罰則や根拠はあるのか?」と…。
掟の由来を調べ始める長老をほっといて、クラマ姫は面堂に会いに行く。
ツッコミどころ
クラマ姫が出てくる話はいつも、セリフの危ない話。
ギャグととらえているから、PTAににらまれるのだが、
マジメな話としてとらえるとクラマ姫の「良い子を産みたい」というのはわかるような気がする。
それにしても姫に仕えるカラス天狗たち、一族の未来がかかっているのに、「時間外労働だ」とか文句多すぎ。
カラス天狗長老は120代続いているという話。120代前は女性もカラス天狗の姿と変わらない。
しかし120代後のクラマ星人?は女性のみ人型へと変化(進化?)している。
種としての変革が起こしやすいのだろうか…。
この話で若に対し、あたるは初めて釣鐘を使用。あたるは面堂が暗所恐怖症閉所恐怖症だとクラスメートの前で
しゃべって、若の方も釣鐘の中で泣きわめいているが、何故かクラスメートは気づかない。
自分評価 ★
第 72 話題名「恐怖のムシ歯WARS!」
あらすじ
ラムに虫歯になった歯を巨大ドリルで抜かれる(削られる)という世にもおぞましい夢を見てしまいあせるあたる。
そして朝っぱらから、テンに虫歯を見つけておちょくる。
虫歯になったほっぺをぐりぐりされて、怒り心頭するテンはあたるの指に噛み付く。
ラムはそれを見て何か言いたけだが、そのままあたるは学校へ向かう。
テンのほっぺの状態をクラスメートに話していると、突然歯が痛み出しほっぺがふくらんでくる。不思議がるクラスメート。
ラムが説明する。
「鬼族の虫歯は噛み付くとうつるっちゃ。5,6人噛み付いてうつすと早くなおるっちゃ。」
この一言により、あたるに対して全く信頼していないメガネ達はバリケードを組む。
しかしこともあろうにテンが乱入。犠牲者が増えていく…。
そして最後は…。
ツッコミどころ
まるでゾンビのように犠牲者が増え、
「さぁ噛むが良い」と舞台の奈落からせり上がるように、教室の床に穴が開いて、さも当然といった感じで下からでてくるチェリーや
温泉マークがくさいセリフで男子生徒を説得しようとして失敗し、一度に何人もの生徒に噛み付かれるシーンは、大笑い。
巨大ドリルで虫歯を治そうとするラムが現実でも見られるが、鬼族もあんな巨大ドリルで平然と直すのであろうか?
あの巨大ドリル、口の奥まで入らないと思うが…?
また、原作での「白井コースケ」が出演。「パーマ」の元キャラとも言われるが、今後もたびたびパーマと同じ画面上に出てくる。
自分評価 ★★★
第 73 話題名「ザ・面堂兄妹!」
あらすじ
登校途中、奇妙な物を見つけるラムとテン。それは黒子が引く牛車であった。中に誰かが居るようだが正体は不明。
牛車の小窓からハンカチが落とされ、拾い上げたのは諸星あたる。
ハンカチに染み込ませた香水の香りに牛車の中にいるのは美人と判断して、呼びかける。
しかし牛車の中から現れたのは、ガイコツ姿の女。
あわてて、あたるをつれて逃げるラム。
学校で「化け物を見て、食欲が無い」と言いつつ、豪快に弁当を食べるあたる。
小馬鹿にする面堂だが、「黒子が引く牛車」という言葉に眉をよせる。面堂には心当たりがあったのだ。
そこへ黒子が登場。廊下から教室まで赤じゅうたんを敷いていく。
現れたのは長い黒髪の和服を着た美少女。弁当箱を持って、面堂の側へ。
男子生徒、女生徒ともに「この娘だれ?」と面堂に詰め寄る。
面堂「あぁこいつは…」
美少女「私達、婚約してますの。」
あたる「2人で逃げましょう。あんなヤツ(面堂)といっしょになったら不幸になります。」
教室中騒ぎになるが、実は美少女は面堂の妹「了子」であった。
当然のごとくアプローチするあたる。喜ぶ了子に激怒する面堂。そしてあたるが初めて面堂邸へ潜入する事となる。
ツッコミどころ
前半パート、後半パート。学校での話と面堂邸での話と分かれるが、後半あたるが面堂邸へ侵入するのを阻止しようとして
終太郎は3重の警戒態勢をとるが、黒メガネの「顔見知りだから」という事で、案内されあっさり警戒網を突破してきたのが大爆笑。
しかし疑問に思うのは「黒子」が面堂家に仕える者だと、あたるたちクラスメートは知っているはずなのだが、
(以前レイが自習時間来た時に、若の命令で集団で牛丼を持ってやって来た。)
まるで知らなかったように、ふるまっている。
「黒子」だから心に留めなかったのであろうか?
またこの話で終太郎が、暗所恐怖症、閉所恐怖症とクラスメートにばれる。
…それにしても、せまい牛車の中、くさった弁当抱えて何日もかけてきたすごい根性だ。了子様。
腐った弁当、側において耐え切れる嗅覚というのもすごいぞ。了子様。
兄をいじめる事に命かけているとしか思えないぞ。了子様。
自分評価 ★★★★
第 74 話題名「階段に猫がおんねん」
あらすじ
寒い冬枯れの中、落ち葉に混じってテンが風に舞いながら笑っている。廃墟のような場所にて唐突に巨大猫が出現。
世間の事など、どこ吹く風といったような感じでタイヤキを食べている所に、テンが猫を見つけて降りてくる。
タイヤキをくれた礼としてテンは猫を諸星家に招待する。
諸星家ではあたるがラムの目を盗んでガールハントへ出かけようとする。あたるに対して母親は「こたつ」を2階へ運ぶように
言うが、あたるは出かけてしまった。…が、ガールハントに失敗。家へ戻る。その後テンと猫が諸星家に到着。
猫は「こたつ」を見て喜び何故か階段に、こたつをだしてくつろいでしまう。
猫の妖気を感じてサクラとチェリーが、諸星家へ訪問する。化け猫に対して御祓いをしようとするが失敗。
サクラは猫に、ここにいる理由を聞いて、こたつへの執着心を理解する。
しかしこのままでは、あたるは猫に邪魔をされて2階から降りてこられない。
そこへチェリーの妙案が…。
ツッコミどころ
冒頭、実に楽しげに落ち葉と一緒に風に舞い、くるくると回って笑っているテンが本当にうらやましい。
とても楽しそうなのだ。空を飛ぶのが、どんなに楽しいかというのがよくわかる場面だ。
セリフがほとんどないのに、奇妙に存在感を示す「コタツ猫」
これから友引町の風景の中に溶け込んで、強くて頼りになるやさしい猫となっていく。
大きなコタツ猫のぬいぐるみが欲しい。
自分評価 ★★★
第 75 話題名「タヌキは恩返しできるか?」
あらすじ
珍しくあたるとラムの2人だけでサイクリングの帰り道、罠にかかっている鶴を見つけて助ける。
あたるは「恩返ししろよ〜」と言葉を理解する鶴に、しつこく言い聞かせて鶴は空へ消えていった。
しかし鶴はあたるのリュックサックに化けて、いっしょに家へついていく。
そこで正体を現しタヌキの姿となる。名前は「O島(オーシマ)」
ハウスメイドとなり、恩を返そうと奮闘するが…。
ツッコミどころ
全編日本昔話的に話が進むのだが、「おじい」と「おばあ」の役となるあたるとラム。結構カワイイ。
また「O島」という名前は原作者担当の小学館の人の名前だと聞いた。
このタヌキキャラは映画3に準キャラクターとして出演。
しかしサイクリングだのハイキングなど、あたるは基本的にガールハント目的ではなく純粋に遊ぶ場合
お金のかからない健康的な遊びを基本としている。(笑)
自分評価 ★★
第 76 話題名「決死の亜空間アルバイト」
あらすじ
貧乏なのに、働こうという意思が今まで全くなかったあたるだが、何を思ったのかバイトをしようと思い立ち
アルバイト情報誌を買い求め、自分にあったバイトを探すが見つからない。
しかしチェリーの唐突な出現で混乱し、アルバイト誌がラムの物と入れ替わった事に気づかず、ラムのバイト誌にて
まるで天職のような「背中洗い」というバイトを見つけ出す。
ラムの案内でバイト先への面接へ出かけるのだが…。
ツッコミどころ
前半パートと後半パートと全く雰囲気が違う。
前半これほどまでシュールで奇妙で初めて見る世界観をどう表現したらよいのか、わからない。
こんなものを今まで見た事がなかった為、初めて見た時は衝撃だった。
過去の物が積み重なった狭い路地。延々と繰り返される「数え歌」、人形を片手に会話する老人、面をかぶった子供達。
あたるに道を教える謎の少女。(この子供が何の具現化なのか?未だにわからない)全てが奇妙でシュール。
記憶に焼きついて音楽やBGMなども、忘れられない。
後半パートは明るく楽しい女の子の裸祭り。(爆)
弁天様は豪快で、前をタオルで隠したりしない。あたるでなくても鼻血ブー。(核爆)
※シュール=シュールレアリズムの略=非現実的、非写実的
自分評価 ★★★★★
第 77 話題名「ラムちゃん主催大忘年会!」
あらすじ
ラムが幹事で忘年会をやる事となった2年4組。あたるは逃げ出そうとするが、メガネ達に阻止される。
あたるはラムの素直さ「忘年会って何もかも忘れてバカ騒ぎする事だっちゃね」というのが非常に不安感を誘うのだ。
準備が出来て男女別々に分かれて教室へ入るあたるたち。
しかし教室へ入って男女別の出入り口に入ったとたん、記憶が消されて自分が誰なのか、わからなくなってしまう。
足元にあった服を着て、自分は銭形平次だと思い込むあたる。
その後、温泉マーク先生が入りこみ、同じように記憶が消される。
自分が誰なのかわからない為、銭形あたる親分とシャーロックホームズ終太郎に自分詮索の依頼をする。
少しずつ手がかりを集め、自分は(温泉マークは)浦島太郎で困った事が起これば玉手箱を開けるように
乙姫に指示された事を思い出すが、玉手箱=宝と思い込んだあたるたちが玉手箱争奪戦をおこなう。
玉手箱を開けると記憶がリセットされてもとへ戻るが、今までの世界の出来事も忘れてしまい
再び同じ事が繰り返されようとしていた。
ツッコミどころ
記憶が消去されて同じ事を繰り返すというこの話は、少し奇妙でシュール感ただようが、全編ギャグなので安心。
やはりあたるだけでなく、若がプラスされての話はおもしろい。あたると若のセリフの応酬(おうしゅう)にキレがあるのだ。
また他の番組のキャラがパロディ的にちょこっと出てくるが、
見ている人の動体視力を試すかのような動きで、ほんとうる星スタッフに脱帽する。
自分評価 ★★★
第 78 話題名「ダメッコ武蔵風雲録」
あらすじ
唐突に時代劇うる星。武蔵が温泉マークで有名になろうと生まれた村を飛び出す。同時期にあたるも志高く?村を出奔。
山の茶店で佐々木小次郎(面堂)と出会ったところで3人は食い逃げ。
3人は別れあたるは食い逃げ道中を、温泉マークは山にこもって時々やはり食い逃げを行い、
面堂佐々木小次郎は京都の吉岡道場にいるサクラとしのぶ師範の所へ。
そこへ宮本武蔵と名前をかたる諸星あたるが、商店街で食い逃げを行い困って捕まえてくれたら今までのつけをチャラにするという
商店主達の条件で吉岡サクラ達が食い逃げ犯あたるを追いかける。
しかしあたるは逃亡。そのまま西国へ、食い逃げの旅に出てしまう。
ツッコミどころ
一言で言えば、時代劇はうる星にはあわない。
…っというか、時代劇自体がつまらないのではなく違うキャラクターに、あたるたちをあてて別キャラにしてしまうには無理がある。
登場人物は多いのだが、登場人物同士あまり触れ合わないのだ。いつもすれ違いで会話自体少なかったような気がする。
原作は面白いのに、アニメ化するとつまらないという残念な結果になってしまった。
映画オンリーユーの公開記念としてEDが期間限定で「I.I.you&I」へ変更。
期間限定EDという事をしたのはうる星が初めてのような気がする。
自分評価 ★
第 79 話題名「命かけます授業中!」
あらすじ
朝から猫に焼き魚を横取りされ、校長に嫌味をチクリと言われて、
牛丼屋では客として来ていた牛丼仮面にからまれ、超不機嫌な温泉マーク。
ついに今までのうっぷんをはらすように、今度授業妨害があった場合、休みの日の補習を行う事を決意する。
休みの日の補習を受けるのはたまらないと、あたる達はマジメに授業を受ける事にするが、
その時、ちょっかいをだしていたテンに、補習の意味を教えなかったばっかりに、授業中にテンが乱入して来る事を
あたる達はその時想像できなかった…。
そして運命の授業開始。温泉マークは最初の3分間はおしゃべり自由としたが3分後、一声でも上げたら補習決定となる中で
あたる達にいじめられたテンが仕返しにホバースクーターで教室へ乱入。
しかしあたる達はテンの悪口に反論できない。手榴弾が飛び交い、マシンガンが炸裂する教室。
口がダメなら手しかないとばかりにあたる達は無言のまま反撃を開始する。
ツッコミどころ
温泉マーク先生について少しわかった事があるが、温泉マーク先生は自称、温泉マークで(買い食い大戦争の時に自称と言っている)、
35歳独身で教師生活13年と言っている所から大学出てすぐ教師をしているようだ。
英語の先生で2年4組の担任は、花和先生が担任のはずだが、授業妨害を受けるのはダントツに温泉マーク先生が多いらしい。
そのため校長にお小言を言われる確立も高い。
今回の話での校長のお小言。校長の首が180度回転して温泉マークに説教している姿がちょっと不気味。(笑)
あとびっくりした事はテンの応援部隊に対して、若が怪我をして血が流れた事。
うる星キャラは怪我をしても、黒焦げになっても次の瞬間には復活していたので、怪我をして血が流れるという事にちょっと衝撃。
この話、ほとんどしゃべっていたのはテンと温泉マーク先生だけだったが、非常にセリフまわしがテンポ良く原作ともどもナイス!
セリフの代わりにノートに字や絵を書いて話を進める2年4組生徒が、笑いをさそう。
自分評価 ★★★★