評価は★5が最高。自分個人が好きな話。
キャラがスゴクよく動き、話も特にハズレがない「うる星黄金期」と呼ばれる時期に突入。また作画も安定。
他番組のキャラを髪の色を変えたりして出演させたり、パロディも続出。学校を中心とした友引町という舞台が、整ってくる。
第 61 話題名「ダーリンを奪えコピー作戦!」
あらすじ
ランがダーリン横取り計画をたてて、その計画を実行する事をラムに予告する。警戒するラム。
しかしあたるはしのぶとデートする約束をしていた。
ラムに監禁され、またポケットにいつのまにか、ランからのラブレターが入っていた事から「体が2つ欲しい」と悩む。
それを聞いたラム、あたるのコピー体を作りオリジナルのあたるは家にそのまま監禁しようとするが…。
ツッコミどころ
スゴイ走る。増える。無意味に動く。ランちゃんのドレス下の姿。あたるを引きずって逃げるラム。インパクト強し。
それはいいとして…
何故、自ら計画をばらすようなマネをするラン!
相手が知っている道具を使うのは、
計画が甘いとしか言いようが無いぞ!!
自分評価 ★★★
第 62 話題名「どきどきサマーデート」
あらすじ
夏休み中ヒマなのか、珍しそうにラムが高校野球や芸能番組を見ている。
番組中で「一緒になる前デートもしないのはおかしい」と言っていたのでラムはあたるとデートをしてくれるようにたのむ。
あたるは女の子電話帳を取られて、しぶしぶ承諾。2人の初デートが始まる。
プールへ行ったり、公園へ行ったり、パーマとその彼女(名前はミキちゃん)と出会ってWデートしたり、
ごく普通の、あまりドタバタの無い比較的穏やかな一日。
あたるは、普段と違う雰囲気のラムに、いつもと違った感情を持つ。
ツッコミどころ
全体的に和やかムード。ドタバタの無いうる星とは、こんな静かな感じなのかと驚いた。
またあたるが少し、わずかではあるが電撃にも慣れてきた。
自分評価 ★★+★半分
第 63 話題名「さよならバイバイ夏の日々」
あらすじ
ラム、あたる、しのぶ、終太郎の4人がのんびり静かな浜辺で日なたぼっこしている。
しのぶの「スイカ割りしたい」と言う希望に、ラムにはスイカ割りという日本の遊びがわからない。
あたると終太郎のドツキ漫才のような説明も、イマイチわかっていない様子だが、
とりあえずスイカを買いに終太郎をのぞく3人で村の方へ行く事に。
しかし村の人は誰もスイカを売ってくれない。そこへラムが巨大スイカを発見。その大きさに「グロテスク」等と悪口を言って、
帰ろうとすると、突然スイカが転げてそのままラムたちを追いかける。必死に逃げる3人。
その様子を見た村の衆が、ドロボウだと勘違い。スイカと村人に追われる事となってしまう。
ツッコミどころ
これが初めての4人組の小旅行。とても楽しそうでいい感じ。
前半パートと後半パートと話は違うが、ギャグあり、和やかさありで話自体もいい感じ。
冒頭のあたると若のスイカ割りの説明もおかしいが、スイカに追われて3人が帰ってきた時、
(荷物のお留守番をしていた?)若に巨大スイカが突っ込んできて、立ち向かうがぶっ飛ばされてしまった若が爆笑。
後半「哀愁妖怪?(名前不明・人の感傷に突っ込んで傷口を広げようとする)」をあやす為、
ラムが妖怪を抱き上げて「高い高い〜♪」とやってる姿がカワイイ。
もちろんしのぶの私服もカワイイ。
挿入歌「マルガリータ」が流れる。
自分評価 ★★★
第 64 話題名「パニックイン台風!」
あらすじ
台風接近の為、窓やドアに板を打ち付ける作業をするあたる。ラムやテンは初めて台風に遭遇する高揚感でいっぱいだ。
あたるの方は2階の雨漏りにウンザリしている。それを見たラムは、グラビティコントローラー(重力制御装置)を
取り出し、雨水を浮かせる。
停電も発生し、ろうそくをつけると、ろうそくの明かりが部屋に浮いている水玉に反射され
幻想的にきれいで珍しくあたるが、鬼星の科学をほめる。
しかし停電では、特に何もする事が無く、あたるや両親はそうそうに寝てしまう。
何時間か後に停電が直り明かりがつくが、あたるの目の前には雨水がたまりプールのような状態となった中で
元気に泳ぐラムとジャリテンの姿があった。
外はまだ台風通過で雨が降り、プール状態の雨水は増える。
道路から増水して家に流れ込んでくる(床上浸水状態)水も増え、家の中で水の上下板ばさみ状態となる。
水の流れでチェリーまで流れ込んできて、グラビティコントローラーも無くし雨水を外に押し出す事も出来ない。
このままでは家の中で、おぼれてしまう。
諸星一家は天井部分を破壊して家から脱出する事を決意する。
ツッコミどころ
鬼族の怖いものって何だろう?鬼族には恐怖感というものは無いのだろうか?と疑問に思った事。
それは停電で窓という窓は外から板を打ちつけ、真っ暗闇状態であったにもかかわらず
プール状態となった水の中を平気で、泳いでいたという事実がわかった時。
しかもプール状態となっているという家の中。
いろんな物が雑多に浮かんで障害物だらけの中なのだ。そんな中、一遍の光も差さない無音の暗闇の中で平気で
泳ぐラムとジャリテン…そう考えるとなんか怖い。
恐怖感が無いから「痛み」がわからない。「迷惑」をかけているのがわからない。
そうなんか、ふと思った。
鬼族の科学で感心した物「グラビティコントローラー」全ての物を重力制御するのではなく
特定物を制御するというところがgood!
自分評価 ★★
第 65 話題名「酔っ払いブギ」
あらすじ
ジャリテンが諸星の母親に「弁当のお箸を入れ忘れたから届けてほしい」というお使いで学校へやってくる。
しかしあたるはすでに鉛筆を箸代わりにして早弁中。
その中でジャリテンは見慣れない物を発見。それは「梅干」。見慣れぬ地球の食べ物に興味しんしん。
あたるはジャリテンに「梅干」を与えるが、ジャリテンはすっぱさにびっくりするが、
次の行動は笑いながら火を吹きまくるという行動だった。
ジャリテンが酔ってしまっているという事実に、あたるがテンに酒を飲ませたとクラスメートは勘違い。
あたるは身の潔白を証明する為、今度はラムに梅干を与える。
まさか梅干で酔っ払うなどこの時点ではまだ誰も信じていなかったが、テンと同じようにラムまでが酔っ払ってしまう。
空飛ぶ火炎放射器と、笑って怒って泣きまくる電撃少女が
友引高校生徒(男子のみ限定・笑)を襲う。
その様子をみた温泉先生、誰かが酒を校内に持ち込んだと所持品検査を実行しようとする。
「酒を持ち込んだなどと、とんでもない」と疑惑を否定するメガネたち。
しかし鬼族が梅干で酔っ払うなど現場を見ていない温泉先生は信じない。
「持ち込んだ」「持ち込んでいない」と口論になる温泉とメガネたち。
口論の売り買い言葉に買い言葉。
メガネと一緒にいた面堂は「酒が出てこなかったら裸踊りやってやるよ!」と叫んでしまう。
ツッコミどころ
「酔っ払いに論理の定義づけは不可能だ」と名言パーマ。確かに鬼族の酔っ払いに近づかない方が無難だ。
あたるを捜して時たまガニマタで飛びまわり、
酔っ払いの論理でテンと笑って上機嫌と思ったら、イキナリ机を叩き怒り出すラム。見ていて飽きない。
温泉先生とメガネたちの対立の会話も面白い。
温泉「所持品検査を行う!」女性徒「キャー」男子生徒「キャー」なぜ男子まで…(笑)
それにしても若…裸踊りなんか、そんな庶民の遊び、よく知ってたな…誰に教えてもらったんだ?
自分評価 ★★★
第 66 話題名「ニャオンの恐怖」
あらすじ
夜、子供は寝る時間。しかし屋根の上で猫が騒いで眠れないテンは屋根の上のネコに文句を言いに行くが、
あえなくネコの反撃をくらう。
しかしボロボロ状態のテンを慰めてくれた者がいた。
ネコのような人のような、どちらでもなく、どちらでもある半妖怪、美鈴。
昔、体が弱かった為かわいがっていた猫にふと「健康でうらやましい…猫になりたい…」とつぶやいたところ、
猫も「人間になりたかった」と、強制的に同意もなく合体されて半妖怪になってしまったのだと言う。
猫か人間かどちらかになる為には、猫と人間どちらかが戦い、勝ったほうが屋根から飛び降り、
3遍回ってニャンと鳴き、また駆け上がってキスをするという曲芸まがいの術をおこなわなくてはならない。
外見的には美人の猫に、猫たちのボス「すだれのトラジマ」「ジャリテン」「あたる」三つ巴の争奪戦となる。
ツッコミどころ
「明日のジョー」パロディが炸裂する作品。パロディ部分はそれほど多くの時間はないが、それでもインパクト大。
すだれのトラジマ率いる猫軍団VSジャリテン・あたるタッグ組の戦いとか、他にも見どころがたくさんある。
前半、美鈴が語るモノクロ世界の思い出話とか印象深い。
また「すだれのトラジマ」が全体的に準主役と言ってもいいくらい、いい味をだしている。
それにしても、屋根の上までちゃぶ台を引き上げ、美鈴の話を聞いているあたる達。
これほどあっさり自然と何の変哲もない屋根の上まで、「うる星の世界」にしてしまった事に、感心する。
自分評価 ★★★
第 67 話題名「君去りし後」
あらすじ
ラムがもうすぐ地球に来て1年という記念でパーティを開くメガネ達。しかしあたるはラムが来て迷惑だと反発。
ラムを会場から追い出してしまう。メガネは怒るが「ラムが惚れているのは俺」とあたるは優越感を見せびらかす。
しかし家に帰ると2階には誰もいない。そこにあったのは手作りのラムの人形。
そして一晩ラムもテンも帰ってこなかった。
次の日学校に行ってもラムの姿はない。あたるは心配するものの強がっていたが、
メガネ達にポケットに入れたラムの人形を見られて大慌て。面堂に「ラムさんにフラれたな」と突っ込まれ、動揺する。
ラムがいなくなった事を知ったメガネ達はラムを捜すが見つからない…。
ツッコミどころ
ラムもあたるも基本的には似た者同士。
つまり2人とも自己中心タイプで、自分が想像する以外の行動を相手がとると、パニックに陥る所は変わらないな〜と。
ただあたるの間違いは、相手を選ぶ権利は女の方にあるのであって、男ではないという事を理解していない。
「捨てられる(フラれる)かも…」という可能性を今までまったく考慮していなかったところが、あたるらしいけど。
あと、しのぶがラムがいなくなった夜、あたるを公園に呼び出して「大丈夫か?」等と聞いているが、このしのぶの行動。
友達でもなく、彼女でもなく、私は母親のような行動(あたるの精神的な保護者)に見えたが…。
この時点において、しのぶはあたるの精神的な母親…か?あたるもしのぶだけには素直だし。
それにしてもあたる、動揺するのはわかるが、
あんな目立つ人形を、これまた目立つ胸ポケットに入れておくのはいかがなものか?
メガネ達に見つけてくれと言わんばかりで、うかつ過ぎ。
面堂家私設警察なるものが登場。しかし黒メガネ、黒スーツでもない。黒メガネ部隊の前身か?
自分評価 ★★
第 68 話題名「ラムちゃんのクラス会」
あらすじ
英語の授業中、ジャリテン、チェリーが教室内で魚を焼いている。怒る温泉。しかも弁天やお雪まで乱入。
しかし不思議な事に、みんなラムから逃げている。
ラムが弁天を追いかけている間に、あたるは机に吸い込まれ、お雪と出会う。
お雪が言うには地球に来ているラムの為に同窓会を準備しているというのだが、教室上に四次元ポケットを
作った為に非常に不安定だと説明される。
ツッコミどころ
なんだかな〜という感じ。全体的になんか、間延びするような…あたるの行動がおかし過ぎるのである。
下心なしでラムに対して何を媚売ってんだ?という感じ。
ラムに対して優し過ぎるというか…優しくする時は、なにかたくらみがあって行動するのがあたるの基本の
はずだが、(ラムや自分が精神的に傷ついている時は別)下心なしで初めから終わりまで、しらじらしいのである。
ホントなんだかな〜という感じ。
同窓会といって参加するプリム、地底のプリンス、ユニ、ディアナ、春眠、蝶の妖精、ウエンディ
クラマ姫、金太郎、保母さん…ラムのクラスメートじゃないだろ。
EDが「星空サイクリング」に変更。今でもノレる曲。
自分評価 ★
第 69 話題名「買い食いするものよっといで!」
あらすじ
教師が昼休み買い食い取締り強化週間を実施しようと秘密会議を行っている。
しかしその情報は偵察していたチビにより2年4組にもたらされる。と〜ぜん反発して昼休みに買い食いする事を決行。
武装した教師集団・影の生活指導部VS買い食い強硬派生徒軍団+町の食べもの屋の協力者の戦いが始まった。
部外者のテンも「面白そう」と買い食いに参加。
多くの買い食い派の脱落者を生みつつも、機動力を生かしてバスで隣町へ買い食いに行ったり、陽動作戦等を決行。
教師軍団も、マイカーやバイクの機動力、無線装置を生かし、変装等で対抗。
そしてついに、友引銀座通りにて最後の総力戦が展開される。
強化週間第1日目の総力戦が…。
ツッコミどころ
メガネが語る。演説する。熱血する。
匂いで教師が接近するのがわかる男。
「戦いに犠牲はつきものだ…
時に大を生かすために小を殺さねばならん時もある…同志よ君の尊い犠牲は無駄にはせんぞ、許せ!」
「死んでいった同志の事を思うと食べる事は出来ない…」「力の限りを尽くして最後まで戦うのだ!輝ける勝利のその日まで!!」
やっぱり全共闘時代の男。生まれた時代を間違えたとしか思えない。
この出来事は必ず「友引全史」において語られる出来事であると思う。
教師も生徒も元気で、こんな高校に、友引高校へ行きたいと今でも願う。
自分評価 ★★★★
70 話題名「戦りつ!化石のへき地の謎」
あらすじ
どの観光ガイドにも載っていない穴場へハイキングとやって来たあたる、ラム、終太郎、しのぶたち4人組。
いざ山へ入ろうとする階段の入り口付近には2体の地蔵尊(じぞうそん)が不気味に祭られていた。
多少びびるあたるたち。しかし気を取り直して山へと入る。
そのあと探検TV番組を作る番組スタッフが現れる。この山で謎の僧が現れるといううわさを聞いてロケに来たのだ。
先に山へ入っていたあたるたちは、さっそくご飯を食べようとするが、いきなりチェリーがアップで現れる。
チェリーが言うにはこの山で、修行していると説明。
しのぶの「他に面白い所は無いか?」という質問に化石がとれる事を伝える。
とりあえず化石には興味が無いので、ふろしきを広げて再びご飯を食べようとするあたる。
静けさだけがとりえの空間で、ラムが化石を見つけた事からドタバタが始まる。
化石を集めて、擬似生命を与えるラム。
海の物、山の物ごっちゃになった奇妙な生き物が、チェリーやTVロケ隊も巻き込んで、山を湖を駆け巡る。
ツッコミどころ
TVロケの裏側がよくわかるような話。当時探検ロケ番組があってそのパロディらしい。(見た事無いから、それらしいとしか言えない)
番組名は「川口浩(かわぐちひろし)探検隊」という名前で先日(2005・1月末)DVD発売されていたのを目撃。
若でさえ面堂家マークの水筒持参で、来ているのに、ラムはハイキングに何故か、
弁当持たずに自動ノコギリ機をかついで来ている。謎だ。
そしてどうして旅行ガイド誌にない、こんなへんぴな場所を、
(着いた場所の駅名は僻地駅・へきちえき)あたるが知っていたのか、とても謎。
そして弁当を食べた後の、あたる達。釣り道具さえも持ってきていない様子だったが、
こんな何にも無い所で何するつもりだったのか、さらに謎。
自分評価 ★★